2009年7月12日 (日曜日)

ホタル(火垂)だけが、ホタルじゃない・・・

Kho011 ホタル前線は北国にうつって、いまごろは最後のショウーをやっていることだろう? そんなかっこいい彼らとは別に、火垂じゃないホタルに出会ったので登場してもらった。写真1は、ヘイケボタル風だけど、胸の赤マーク(有毒警告ステッカー?)が小さいのでオバボタル(8mm)だろうか。成虫は光らないらしい。Kho021 写真2は、ホタルとは赤の他人のベニボタル(7.5mm)胸のシワのパターンからムネアカテングベニボタル?だろうか。ベニボタルは見た目はきれいだけど、悪臭がする体液を出すので動物や鳥からけんえんされているそうだ。そのことをだれに教えてもらったのか、ベニカミキリやベニコメツキがそっくりさん(擬態)になって、その恩恵にあずかろうとしている。ベニボタルはまさにスーパースターなのだ。Kho031 写真3は、色は黒いがベニボタルの仲間の、クロハナボタル(7mm)だろうか写真4は、ガまでホタルに擬態したホタルガ(45-60mm 相模原がいる。かなり無理がある変装だけど、かれは真剣だ。同じように、ホタルカミキリ(写真なし)というのもいる。やっぱり真っ黒で胸だけ赤い。ホタルの光は、誘雌灯といわれているので、光らない彼らはどうやってハンティングしてるんだろう・・・余計なお世話といわれそうだ。
Gh011

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2009年6月27日 (土曜日)

カエデ(楓)の空とぶ種と虫だちのハネ・・・

W1 ブーメランのような形をしたカエデの種が、クルクルと風に舞ってとんでいく映像をみたことがある。左右のハネの真ん中に種をカプセルして、ヘリコブターになって繁殖域をひろげようとする戦略だ。W2 それで、昔のひとは、木+風という漢字にしたのかもしれない? 効率よくとんでる訳を外国の研究機関が風洞実験でつきとめたそうだ。回転するハネの前端で前縁渦流という渦が生じているおかげだそうだ。聞きなれない言葉だけど、その分野では常識らしい。W3_2 低速で飛ぶケースでは、ハネが薄ければうすいほど前縁に渦があつまって、すぐにハネの面にそって空気が整流するので揚力が大きくなるということらしい(*)。昆虫のハネが、うすくできているのもこのためで、流体力学にかなった究極のハイテク素材といえそうだ。そこで、パターンが美しい虫だちのハネをあつめてみた。写真1,2は、カメムシの前バネ。写真3は、カツオブシムシの後バネ。W4 写真4は、ぐうぜん近所のお宅の鉢植えでみつけたので、だまっていただいたもの。かえでの種類はわからないが、こっちのはまさにプロペラだ。長さ37mmx巾7mm(a5.29)、厚さは前端0.6mm:後端0.2mm。重さは0.0gを表示したままで測定できなかった。もっと乾燥させてから、回転するかためしてみる予定。(*)飛行機物語:鈴木真二著

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2009年6月20日 (土曜日)

かぐや 月にかえる・・・

そんな見出しで、役目をおえた月探査衛星かぐやが月に落下したことを伝えていた。月の上空10万mをまわりながら(落下直前まで)数々の映像や観測データを送ってくれたかぐやが、Et051 最後は月にかえったといわれると、なんとなくほっとする。おもしろいことに、持っていた二つの子衛星のうちおきな(翁)はすでに観測のため月面に衝突、残ったおうな(媼)は、役目をおえるがまだ数年は周回するそうだ。女性が長生きするのは偶然だろうか。おなじ名前でカグヤヒメキクイゾウムシ4mmという虫だちがいる。写真がそうだとおもうけどちょっと自信がない。たけのこや竹を食いやぶって出てくるのでその名がついたんだろうけど、竹を食害するスリムな地味ヒメだ。

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2009年6月 6日 (土曜日)

虫⊃人・・・刺手難備利提?

Cg131 先日、家庭菜園をやってる人から「ことしの春は、モンシロチョウが非常にすくない」と聞いた。また、菊づくりの名人からも「ことしは、葉もぐりバエがすくなくて助かっている」ともきいた。このハエの幼虫が葉っぱのなかで食べ歩くので、ミミズがはったような線(08/5/3記事:虫ダチのアート①参照)を残して、鑑賞用には致命的なことになるので、毎年対策には頭を痛めていたらしい。
Kka121 長年やってきたベテランが肌で感じた変化なので、とてもインパクトがある。これが地域的なできごとなのか、単年の変化なのかわからないが、とても気になる。特定の種が減るとそれを食べていた種の減少にもなって、連鎖がどうひろがるのかわからないからだ。サスティナビリティーという言葉をよく耳にするようになった。ただの虫世界のできごとではなくて、めぐりめぐって人間界にも影響がおきるよ、と警鐘をならしている。
Ca121 菊の話ついでに、この植物で生活している虫だちに登場ねがった。菊にも害をおよぼすといわれるキクグンバイ写真上 3mm。樹液をストローのような口針ですい取り葉などをからしてしまう。その姿は透明な衣装で身をつつんだ忍者のようだ。つぎは、キクスイカミキリ写真中 9.5mm 相模原)Ca122 菊の茎にかみ切りキズをつけてそこに産卵、かえった幼虫は茎を食べてそだつので、そこから上はかれてしまうそうだ。黒づくめの衣装に胸と前脚の赤がとても印象的で、この洗練されたデザインを選んだわけをしりたいとおもっている。菊とも種ともはなれるけど、これと同じ意匠の虫だちがいる。さくらの木にしか住まないといわれるムネアカアワフキ写真下2枚 4.5mm 八王子)だ。この赤は、ただの「毒もちステッカー」とはおもえないんだけど・・・しゃれっ気を感じてしまう。

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2009年5月18日 (月曜日)

見直される・・・「昆活」?

Ih011 去年、タイトルCCD 70G・・・(08/09/22記事)でふれたことが、いま日本で騒がれている。ミツバチの活動が、野菜・果物の生産にこれほど大切であることをはじめて知った人も少なくないのでは・・・。受粉作業を一手にひきうけていた、季節労働バチが大量に消失してしまったのは、Haf011 ハチの生態を人だちのご都合でゆがめていることにもありそうだけど、ほんとうのところはまだつかめてないらしい。ゆがめるといえば、女王バチは自らホルモンを出して、生まれてくるメスバチから女の機能をうばい、働きバチとして一生を決めてしまうそうだ。残酷なイメージでもあるけど、このシステムで億年を生きてきたことを思うとケチをつけるわけにもいかない。
Haf021 写真1は、大型花粉キャリアーの一匹、オオハナアブ(13mm)。ハチとならんでハナアブの仲間も、せっせと花粉を運んでいる大切な宅急便だ。写真2は、無心に蜜を吸うコマルハナバチ(約17mm 以下相模原、上のオオハナアブと見た目にていて、これも大型キャリアーだ。Hah011 小ぶりなミツバチに似たハナバチの仲間(写真3)ハバチの仲間(写真4)もいそがしいく飛び交っている。
蛇足だけど、花にくるアブはハチの衣装を借りたようなのが多く、「アブ・ハチ捕らず」ってのはこの辺からきてるのかな。似たような格好してるからどっちかなと迷っているうちにとり逃がしてしまった、ということかもしれない。
Ham021 異色(甲虫)の花粉キャリアーもいる。のそのそと動きがにぶいコアオハナムグリ(写真5)、体全体に花粉をつけていた。子供がどろんこ遊びでもしてるかのようだ。

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2009年5月 2日 (土曜日)

春はばけもの・・・??

Tn0292 といっても、この化け物はかわいらしい。用事で伊勢原の里山にいったときに出会ったテントウ虫たちの誕生から仕込み?まで、同時進行してるライブを見ることができた。写真1はお昼頃、幼虫から成虫に化ける瞬間に立ちあえた。Tn0293 右は数時間前に脱皮したらしく黒星があらわれている。左はいま殻から出たばかりで模様はまだ出てない。夕方、もう一度のぞいてみたら(写真2)、右はもう飛びさっていたが、左は模様がはっきりしていて赤地黒星に化けていた。黒丸が身をまもる模様だとすると、Tn0294 成虫になったばかりの数時間は無防備で危険だろう。このとき、黄色一色になってることになにか意味があるんだろうか? 危険に身をさらしてるものもいれば、そばでいいことしてるテントウもいた(写真3)

Bj012 この目玉模様をもったのがまわりにまだいた。ヒメウラナミジャノメ(写真4:開帳38mm)。軽快にステップをふんで踊るように飛んでいても、蛇の目はけっこう目立つ。鳥が見たらきっと目をまわすだろう。

Ham011_4 一時脱走していたコイチャコガネムシ君だろうか?(写真5:10mm)。おそろしげな顔をしてるが、じつはお尻だ。 肉眼では二つ白星にみえたけど、接写したら四つ目がテールランプのようについていた。これも身をまもる擬眼なのだろうか?
Ka151 そして、やはり腰あたりに小さい目のような模様をつけたホシハラビロヘリカメムシ(写真6:13mm)だ。 お尻に顔があるようにみせているのだろう? 撮影のためもちかえった翌日、同じホシハラビロヘリカメムシが我が家に飛び込んできた。今が旬なんだろうか、写真をとらずに二匹ともはなしてあげた。



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2009年3月 7日 (土曜日)

虫だちのオシャレ3原色(2)・・・くろときぼし

Tn051 黒と黄色の標識マーク。人の注意をひきやすい配色だといわれてるけど、これを身にまとって積極的に目立とうとしてる虫だちがいる。目立つから捕食者に見つかりやすい危険よりも、寄ると痛い目にあわせるぞと追っ払えるメリットのほうが大きいからだろうか?スレスレのところで生きるそんな彼らの色使いにおしゃれを感じる。写真左上は、ヒメアカボシテントウの仲間だろうか?(4mm)、前回の黒地赤星組にいれればよかった。下一段目は黒地黄星バージョンで左から、テントウ(8mm)ヒメカメノコテントウ(4mm)マクガタテントウ(3.5mm) 黄色はすこし赤っぽい。
Tn027 Tn014 Tn061






二段目は、リバーシブルな黄地黒星バージョンの左・中ともヒメカメノコテントウ(3.5~4mm)。同じ種と思えないほどデザインがちがう。は星が28ヶあるニジュウヤホシテントウ(6mm)。こんなに星をつけるメリットはなんだろう?
Tn016 Tn015 Tn071






同じテントウでも気象条件で赤になったり、黒になったりするらしい。紅は南の温暖な土地で、黒は北の寒冷地で多いいらしいけど、ほんとのところはわかってないそうだ。はたして黄色はその中間なんだろうか。三段目は、から星が多いテントウ(6.5mm)。ほとんど黄色のテントウ(中、6mm)と隣りと見分けがつかないキイロテントウだろうか?(右、6mm)
Tn0291Tn028_2Tn081_2






それにしても模様の変化にはどんな意味があるんだろう? 本人の意思と無関係に気象できまるのなら、彼らはどんな衣装をきてるか知らずに飛び回っていることになる・・・四段目の左から黄地白星バージョンのムーアシロホシテントウ(5mm)、三色迷彩服のようなメツブテントウの仲間だろうか?調べ中(中、2.1mm ) そして番外にテントウ偽装虫のイカリモンテントウダマシ(右、3.5mm) まねたんじゃなくたまたま似ただけだと彼は怒るかもしれない。
Tn101 Tn091 Tnd021_2

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